
ネコは本当に吐くことが多いですよね。
よく吐くものはキャットフードや毛玉などが多いのですが、それ以外にも液体を吐くこともあります。
黄色や緑、茶色、ピンクっぽい色などさまざまですが、透明な液体を吐くこともあります。
ネコの健康を知るためにもおう吐した後の色や異物が含まれていないかチェックするんですが、
いくら吐きやすいネコだったとしても、
いつもと違って透明な液体を吐いたとなるといったい何を吐いたのか悩む飼い主さんも多いと思います。
それに、透明な液体を吐いた後、様子を見てていいのか・病院にすぐに行った方がいいのかの判断にも悩むと思います。
今回はネコが吐いた透明な液体の正体と原因、病院に行く目安などについて紹介します。
ネコが吐いた透明な液体の正体は?
ネコが吐いた透明の液体の正体は
- 水
- 胃液
- つば(唾液)
- 痰(たん)
以上の4つの可能性が高いです。
どれをネコが吐いたのか判断する時に役立つのが
ネコが透明な液体を吐いた時の様子です。
透明な液体を吐いた時の様子:水・胃液の場合
いつもネコが何かを吐く時と同じように
首をのばして、お腹を大きくへこませることを繰り返す。
「カコッ・カコッ」などのような音を出して吐き出した
このような感じで吐いた場合は水や胃液を吐いた可能性が考えられます。
透明な液体を吐いた時の様子:よだれ(唾液)の場合
ネコが吐いた透明な液体がよだれの場合には、
いつも吐いている様なしぐさはありません。
じっとしている時でも口からポタポタと垂らす様子が見られると思います。
透明な液体を吐いた時の様子:痰(たん)の場合
伏せた姿勢をしながら首を前の方に伸ばして舌を出し
「フンッフンッフンッ」と息が漏れるような音で何かを出すような感じで吐くというような仕草
この後に人間が痰を吐く時と同じようにネコも喉に絡んだ痰を吐き出すために
「カーッ!」として吐き出したり
舌なめずりをしてのみ込むような様子が見られるようです。
動物病院に行く目安の症状
ネコが吐いた透明な液体が水の場合には、
水をがぶ飲みして胃の容量をオーバーしてしまった可能性があります。
この場合には水をがぶ飲みしてそれ程時間が経たない内に吐きます。
ネコの様子を観察して、
- 元気がある
- 食欲がある
などいつもと変わりない様子の場合には
単純に水を飲み過ぎただけの一過性の嘔吐の可能性が高くなります。
同じような感じで何度も繰り返し吐く様子がないかどうか
しっかりと観察しておくことをおすすめします。
でも、ネコが透明な液体を吐くということに
病気が隠れている可能性もあります。
ネコが透明な液体を吐いて、
他にも何か普段と違った症状がないかチェックしてください。
- 咳をしている
- 吐出をしている
(食べ物を胃まで飲み込まず食道付近から吐き出すことで、食べた(飲み込んだ)と思ったらすぐに吐き出すこと) - 何度も繰り返し吐いている
- 下痢・軟便
- 元気がない
- 食欲がない
上記の症状がある場合には病気の可能性もあるので、
できるだけ早くかかりつけの動物病院で診察を受けることをおすすめします。
まとめ
診察をする時のために
自宅のネコの様子を観察してメモしていると診断や治療の助けにもなるので
注意深くネコの様子を観察することもおすすめします。
嘔吐物を写真に撮っておくと、どんなものを吐いたのか獣医さんが知ることができますよ。