ネコの鼻ってどんな役割してるの?人間との違いは?

ネコの鼻って可愛いですよね~!
毎日うちのネコの鼻を眺めてますが、全く飽きません!!!
私個人的には正面も捨てがたいですが、ちょっと下から見上げた時の口と鼻がベストショットです。

今回はそんなネコの可愛いパーツのひとつの鼻がどんな役割をしているのか紹介します。

ネコの鼻の役割は4つ

ネコの鼻って可愛いパーツのひとつですが、可愛いだけじゃなく大切な役割も持っているんです。

ネコの鼻の役割①ニオイを察知する

鼻の役割の定番、ニオイを感じるです。

ニオイは鼻の粘膜全体で感じるという訳ではありません。ニオイを感じることができるのは嗅上皮(きゅうじょうひ)という鼻の奥にある部分だけで察知することができます。
ネコはニオイを嗅ぐことで食べ物が食べられるのかどうかの確認や縄張りなどの確認をしています。

鼻でニオイを感じるというと犬がすごいですよね?
でも、ネコだって負けてはいません!ネコの嗅覚は人間の数万~数十万倍あるそうですよ。

また、ネコはニオイで食べ物か、食べられるか、鮮度、必要かを判断して食べているので、鼻が病気やケガでニオイが分からなくなるといつも食べているフードや大好きなおやつも食べません。

ちなみにネコにはニオイを嗅いでどんなタンパク質で構成されている食べ物なのかが分かる特技があるとも言われてるそうです。すごいですよね!

ネコの鼻の役割②呼吸をする

ネコは基本的に鼻呼吸で息をしています。

また、冷たく乾いた空気を吸い込んでも鼻腔内の粘膜の水分で加湿や温められて気管や肺へと流れていきます。

ネコが常に口を半開きで口呼吸している場合には、鼻がつまっているので注意が必要です。

ネコの鼻の役割③フィルター(生体防御)

空気中にはホコリやウイルス、細菌など色々な物質も混ざっています。
それらが全て身体の中に入ってしまうと、病気になったり、アレルギーを発症したり…ネコの健康リスクが高まります。

ネコの鼻はホコリやウイルス、細菌などの色んな異物を防いで排出するフィルター(生体防御)の役割もあります。

ネコの鼻腔内の粘膜には細かい繊毛と呼ばれる毛が生えていて
この繊毛が空気中に含まれている異物を鼻腔内で吸着して排出すてくれます!
また、鼻粘膜の白血球やリンパ組織がウイルスや細菌を撃退してくれています。

ネコの鼻の役割④温度計

ネコの鼻は温度も分かる便利なパーツなんです。
ネコが呼吸をするために吸った空気の温度を0.5℃の違いで分かるそうです。

なので、よく熱い食べ物飲み物が苦手な事を「猫舌」といいますが、実はネコは食べ物も熱い・冷たいの判断を鼻でしているんです!


ネコと人間の嗅覚の違いは?

けっこう重要な役割をしているネコの鼻ですが、人間との違いはどこにあるのか気になりませんか?

ネコの嗅覚は数万~数十万倍すごい!

ネコの嗅覚は上記しましたが、人間の数万~数十万倍優れています。
(犬は数百万倍優れているそうです)

嗅覚は鼻の奥にある嗅上皮(きゅうじょうひ)の広さ・嗅細胞の数で違ってきます。

嗅上皮   嗅細胞
 ネコ   約20㎠(500円玉ぐらいの大きさ)   約6,700万個
 人間  約3~4㎠(1円玉ぐらいの大きさ)  約500万個

ネコの嗅覚は人間の数万~数十万倍優れているのですが、これはネコが人間よりも強烈にニオイを感じているということではなく、人間が感じることのできるニオイ物質の濃度の数万~数十万分の1の薄さでもネコはニオイを感知することができるという事です。

ネコの鼻はフェロモンを感知する

ネコの鼻は鼻腔と上顎の間にヤコブソン器官(鋤鼻器(じょびき))というフェロモンを感知することができる器官が左右一対でついています。

このヤコブソン器官を使ってフェロモンやニオイ物質を嗅いでいる姿は口を半開きにして「くっさー」と言いたげな表情をしています。
この時、鼻と口を使ってフェロモンやニオイ物質をヤコブソン器官に送り込んでいるんです。

アロマはネコに危険なニオイ

アロマが趣味という飼い主さんもいるかもしませんが、人間にはいい香りでもネコにとってアロマは危険な香りになりかねません。

アロマセラピーやアロママッサージなどに使われるアロマオイルは人間には植物由来で安全なものなのですが、製造工程で濃縮されています。

鼻や皮膚から入ったアロマオイルの精油成分は最終的に肝臓で代謝されますが、ネコの肝臓は精油成分を代謝する機能が不完全…急性中毒や蓄積されていって肝不全の原因になってしまうリスクが高いのでアロマはネコにとっては危険な香りです。

参考:ネコが吐いたあとの掃除にアロマオイルを使うと危険!

ネコの鼻のトラブルに注意しよう!

ネコの鼻炎

ウイルスや細菌、真菌やアレルギーが原因で発症するのが鼻炎です。

症状は鼻水・くしゃみなどがよく見られます。

鼻炎の初期では鼻水はサラッとしていますが、重症になると膿のようなドロっとした鼻水になります。また、鼻炎を放置していると鼻の奥にまで炎症が広がって副鼻腔炎を引き起こすことも。

ネコの鼻腔腫瘍

ネコの鼻腔内に悪性の腫瘍ができる病気です。

症状は鼻水、くしゃみ、鼻血

悪性リンパ腫の場合には鼻血が出ないことも多いので発見が遅れてしまうこともあります。

ネコの鼻腔狭窄

短頭種(ペルシャ猫やヒマラヤなど)に多く見られる鼻の先天性異常です。

症状は鼻を鳴らしながら呼吸をしていたり、鼻水を飛ばすこともあります。

運動している時や興奮している時に酸欠になりやすい傾向です。
もし、日常生活に支障がある場合には鼻腔を広げるための手術を行うこともあります。